11/5
今日は何か一日中寝てた気がする。油断してスカイプしてたら一日をとんでもない形で過ごすことになる。スカムな一日だった。
友達と天井というユニットを組んでいる。今日、天井のユニットのアルバムが出来た。このアルバムはすごい。気が抜けすぎてどこまでも飛んでいきそうだ。
それと平行して、自分のフォークアルバムみたいなのを作った。ほぼcとgコードしか使っていない、親が泣きそうなものだけれど、まぁいいんじゃないか。ダウンロードできるので、iPodに入れて、聞いてみてください。こういう感じの歌を歌うと、またパンクスに「ヘタウマというレベルじゃない」とかよう分からんけどモダンな地平からバカにされるかもしれないけれど、そういう人間を不安に落とし込むためにやっているようなところもあるのでまぁいいでしょう。そのようところにするには、まだまだ至らない所があるかもしれないけれども、まぁいいでしょう。
小島信夫の『暮坂』であるが、題材がうさんくさいせいか(新興宗教だったり、ようわからん美術評論家だったり)、 なんか不安になる。この小説集はなんだか怖い。スカムとか言って良いのか分からないけれど、この小説集に関してはそうかもしれない。もちろん、ためらうということはスカムでかたつけることの出来ない深淵さがあるわけで、それが不安の種となるわけなのだけれど、それがスカムでない保証はどこにもない。そしてスカムになることを恐れている訳でもない。そもそもそういううさんくさいもの(との関係)からでしか、例えば幸せだとか、悲しみだとか、作品だとかは生まれないのではないのか。「すべてがしょうもないということ」はないだろうし、例えそうだとしても、そういう言い方をすることは間違っていて、それはデカダンでモダンな発想だからだ。それとは違ってこの小説は喜びに満ちたものである。スカムにもそういうものはあるかもしれない。
0 件のコメント:
コメントを投稿