この二週間をまとめてみる。
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滋賀県には立派な神社がある。 地元の神社は先日燃えてしまった。 |
1/3ー4
谷内くんはすでに東京に帰ってしまっていた。2くんはなぜか名古屋にいる。私は彼らに出会ってから彼ら以外の友達となおざりになってしまったので、手持ち無沙汰だ。映画を見る。1黒沢清の『降霊』2イーストウッドの『チェンジリング』3ヴェスビンダー『ベルリン天使の詩』を借りてきた。
相変わらず黒沢清の映画はホラーなのかホラーじゃないのかよくわからないが間違いなく怖い映画を作るのがうまくてとてもおもしろく鑑賞した。2もとてもよかった…。僕も社会からくだされた決断に立ち向かい、真実に向かって歩んでいける人間になろうと思う。3はおもしろかった。
今更であるが、正月の期間には、僕は昔の居住地に帰っていた。僕の住んでいた所では、最近たくさん温泉がわき出したので、温泉天国になりつつある。僕は温泉が好きである。温かいお風呂につかると、とても気持ちがよくなる。のぼせると、水風呂に入る。温かいからだで水風呂に入ると、とても気持ちがいい。少し体が震えてくると、サウナに入る。サウナも気持ちがいい。汗は、体にとって悪い成分を吐き出してくれるので、汗をかくことは、とてもいいことだ。サウナも水風呂も、入りすぎる、という程度まで入ることにしている。そうすると、サウナから水風呂に入ったり、水風呂から温泉やサウナに入ったりする時に、とても気持ちがよくなるからだ。そういうことを繰り返していると、自然と長湯することになる。だいたい僕は、二時間ぐらいお風呂に入るようだ。
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シューさんの家で、マリオゲーム大会が開かれるらしいので、バンバンボリーズの佐伯さんと一緒にシューさんの家に向かった。ゲームは久しぶりだったが、マリオカートなので、僕もよくやったことがあり、なんとなく操作を覚えていた。ストリートファイターもやった。ストリートファイターも、買った覚えはないが、なんとなく家にあったので、多少やったことがあるが、やり方を全く忘れていた。忘れていたが、チュンリーという中国人の女の子のキャラで僕がやると、割と強かった。キックが強いからだろう。僕は個人的にソ連の男の顔が好きだが、全く使えなかった。
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2くんが昼に来るとのこと。へぇ、と思っていたら、本当に来た。ゴロゴロを持って来た。クラシックギターを携えている。どうしたの、と聞いたら、妹が使っていないから貰った、と答えた。2くんの妹は高校時代ギターマンドリン部だった。僕も知っている。
早速何曲か吹き込んだ。どうしようもない曲がどんどんできる。そういうのがいい。
だが、僕もやることがあるので、途中で、発表用の資料を作ることにする。即席だ。三時間ぐらいしか時間は残されていない。
夕ご飯は鍋を作った。
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2くんは古本屋めぐりをしたい、と言う。2くんは古本が好きだ。なので、古本屋を案内した。だけれども、今日は僕に何か憑いていたようで、おもしろい本が行く店行く店にあるのだ。最初に入った店で、サドの『ソドムの百二十日』の全訳が1500円で手に入った。その時点で、何かおかしかったのだ。
ガケ書房まで歩き、善行堂に寄り、バスで三条まで下り、ジュウマントンに寄り、ありの文庫に寄った。ジュウマントンには、今日はカジさんはいなかった。ジュウマントンからは、錦通りを歩いていった。2くんが、黒豆茶のもうのもう!と言い出すので、普段はこういう人ではないのに、珍しいなぁ、何か嬉しいことでもあったのかなぁと思いながらお茶を貰う。2くんは、あまり人と触れ合うことが得意ではない。試飲を人との触れ合いというのもおかしいか…。とにかく、あまり人と触れ合うことが得意じゃない。その割にフェイスブックやミクシーを駆使したあげく、何人も友達がおり、カメラマンビジネスを成功させ、先日は自殺未遂の子がいきなり家に来たと言うから、人と触れ合うことが得意ではないことはないのかもしれない。人と触れ合うことが苦手であるような風でありながら、特にそんなことはないのかもしれない。そんな彼が黒豆茶を飲もうと騒ぐので、僕まで嬉しくなって、お茶を貰いにいくと、2くんはそのお茶で薬を飲んでいる。なんだろうと思ったら、精神薬だった。ほんとにもう〜!こいつは手に負えないなぁ。ありの文庫の店主は、よくイベントでよく会い、友達である。だいぶ年は離れているみたいだけれど…。ありの文庫のことは、また後に出てくると思う。コーヒーまで頂かせてもらって、本当にいい店だ。本の品揃えもすばらしい。長居してしまう。
スティールパン タージマハル旅行団の小杉がスティールパンの中に 小麦粉を入れて手を突っ込み、ボコボコと 音をひたすら音を立てる話を聞く。 |
ありの文庫の店主さんの紹介で、砂の書という古本屋に行かせてもらう。国道一号線沿いの建物とは思えないような、古びた、それこそ黒沢清が使いそうな、古ぼけた、2くんが心霊写真を撮りにいこうぜ、と招き、行きそうな、ビルがそこにはあった。店の中もすごい。あの妙に落ち着ける空間は、何かの怪しげな研究室のようだ。本の品揃えが本気で、僕なんぞまだまだ勉強不足だなぁ、と思わせる。店主さんもすごい人で、底が知れない。ベジタリアンだろうか。少し気が狂っている、変な合唱曲をたくさん聞かせてもらう。
夕ご飯は鍋を作った。デレクジャーマンの映画を見ながら食べたが、これは果たして映画なのだろうか?続けてマキノの映画を見たが、2くんは途中で寝てしまった。
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2くんと一緒にダラダラと、一日を過ごした。こういうやつとダラダラ一日を過ごすということは、本当にダラダラしている、ということだ。とりあえず、古本屋に行った。カライモブックス、というところでは、まさに家庭的な古本屋で、あかちゃんが居た。イケメンの店主は、あかちゃんの世話をしながら、店番をしている。妻であるような女の子は、年賀状の作成だろうか、デザインの話をしていた。年賀状のそういうことを話していたから、年賀状の作成の話で間違いないと思う。
2くんと久しぶりに飲むことになった。飲むということは、いいことだ。ただし、2くんがマッコリ好きだとは思わなかった。マッコリは、僕はそんなに好きじゃなかったが、今も冷蔵庫にある。もう一度飲んでみると、おいしく感じられるだろうか。
1/9
2くんは今日帰るそうだ。
仕方がないので、お見送りをする。なか卯で、映画監督の話をする。園子いいよ、といっていたので、びっくりした。おまえ『愛のむき出し』ゴミやん、っていってたやんけ、と言うと、びっくりしていた。おかしいなぁ。園子には、部屋を探し歩く映画があるらしく、ひたすら部屋を探し歩くだけの映画があるらしい。それはおもしろそうだとは思った。園子の映画を、僕は見たことがないが、あの人はなんか嫌だ。あの人の映画を見て、それが良くても、それはそれで問題だ。自己を強く打ち出すような詩人が撮る映画なんか良くないだろう、と思っていたが、どうやらいいらしい。おもしろいことには目がないので、今日『冷たい熱帯魚』借りにビデオ屋さんに行った。どうやら一つだけあったようなので、さすがに園子は人気だなぁ、と思いながら、石井裕也の『川の底からこんにちは』も借りようとすると、なくて、なんでいつもないねん、誰かなくしたんかい、と思ったけれど、仕方がないので、園子の『部屋』という映画を借りようと思ったけれど、それもないようで悲しい。おまけに、『冷たい熱帯魚』だと思って抜き取ったDVDがなぜか『さや侍』で、いくら松本人志でも、やっていいことと悪いことがある。
2くんと喫茶店に入ろうとして、京都駅をうろうろするけれども、アホみたいにてっぺんまでいくけれども、微妙に高かったりして、入りたいようなところはなくて、結局二階の、お茶屋さんみたいなところにガラにもなく入り、一服千円のおいしいお抹茶を頂く。僕は抹茶が好きやねん。
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