2012年3月17日土曜日

インド行ってきたから酒が飲めない体質になった(シューありもとさん)

明日はおのしほうさんの引っ越しのお手伝いに行かなければならないのだけれど、大丈夫だろうか?ここのところ僕は毎日、とんでもない時間まで寝ているような気がする。朝まで飲み歩いているからだ。それで今日は、梅ちゃんが九州に帰るので、本棚やエレキギターやベットのシーツなどをごっそりもらいに行く予定だったのだが、寝坊したので、梅ちゃんはバンドの練習に出かけてしまった。あさってはマグナム本田と12人の悪魔というアーティストのゲストに出る為に、スタジオに向かわなくてはいけない。起きれるだろうか?そんなことを思うけれど、僕はいつも、約束がある時は、起きることができるので大丈夫なのだ。もしかして本当は、眠っていないんじゃないか。

小島信夫と森敦の対談集『対談・文学と人生』を引き続き読んでいる。たぶんタイトルは適当かと思われる。もちろん、人が対談をする時は、結局のところ、文学と人生についてしか対談をしない、という意味に於いて、別に的外れというわけではない。やはりこの本は面白い。それにしても、今月僕は2冊ぐらいしか本を読んでいないのではないか!?世の中には半日で24冊読んでいる人間もいるそうだが、それは実際どういう現象が頭の中で起こってるんだろうか。僕は元々本を読むのが苦手なので、まどろむようにしか本を読むことができないのである。そのようにして本を読むのはとても楽しいことだと気づいたのは最近のことだ。やっぱり眠っているじゃないか!

お腹がすいたので、スーパーに行くと、ムラカミマイに会ったけれど、人違いだったみたいだ。表情が暗かったので、闇のムラカミマイだった。ムラカミマイさんが残業をし続けるとこんな風になる風であった。家に帰り、ご飯を食べると、小島信夫と森敦の対談集『対談・文学と人生』を引き続き読んでいる。すると、電話がかかってきた。僕の電話は携帯電話であるが、正確にはPHSなので、電話番号しか表示されない時がある。その時、Aさんとメールのやり取りをしていたので、Aさんかと思い、うむうむと思いながら電話をとると、僕は電話で人の声は分からないのだけれど、話を聞いていると、どうやらムラカミマイらしい。梅ちゃんの家に集合しよう!という提案に乗らせていただかせていただいた。現在自分の家にある「レジェンド」というメーカーの作ったアコースティックギターは、いわばそのお土産なのである。北浦曰く、「いい感じにちゃちい、おそらく台湾製のギター」であるこの「レジェンド」というメーカーの作ったアコースティックギターであるけれども、僕はアコーステックギターを持つのが思えば初めてだ。中学校時代の時は、友達の家にギターがあったので、いいなあと思い、弾かせてもらった。ポップスデュオである「ゆず」などが全盛期だったので、よくそういうものを弾かせていただいた。でも、自分の家にはギターがなかった。別に親も買ってくれなかったので、仕方がないからハーモニカを夕方まで吹く毎日を中学校の時に続けた。そうすると、成績が良くなって、学校で一番になった。やった!と思いながら、高校に進学し、ハーモニカを辞めてしまうと、学校でものすごく落ちこぼれてしまった。落ちこぼれてしまったが、そういう中学校時代だったので、恨みを買ってしまった人物が、「おまえ前のテストはどんな感じやった?」みたいな風にいつも聞いてくる。やめてくれ!でも、俺は今、アコースティックギターを持っているので、起きてからずっと、適当に弾いている。 明日はエレキギターをもらいに行くつもりだ。だけれど、明日はおのしほうの引っ越しの手伝いをしなければいけない…。あさってにしよう。だけれど、あさっては、3/30のウーララで、「マグナム本田と12人の悪魔」というアーティストのゲストとして出る為の練習をしなければならない…。まああさって暇を見つけて、とりに行きます。どうせライブハウス「ネガポジ」へ呑みに行くのだし……。

ローソンで待っているように言われたので、ローソンの店内で待っていた。外はまだ寒いのである。春眠暁を覚えないのである。ああ、全然関係がない。春眠暁を覚えないのは僕のいつもの普段の生活だ。春という季節の記憶はいつも全く記憶に残らないが、それはいつも春眠暁を覚えていないからだろうか。 そう言う意味では、春眠暁を覚えていないことがない冬とかの方が気持ちかピリッとしていて良い。だけれど、k市の冬は、命を蝕もうとする節がある。私には逃げ場がない!ムラカミマイさんとOLさんがやってきたので、梅ちゃんの家に向かおうと、自転車をこぎだそうとすると、梅ちゃんの家はローソンの上だった。びっくりした。OLさんにお酒を買ってもらう。

梅ちゃんの家は、マンションではあるが、立派な家で、こころなしか広い。哲学科のD大生の部屋に入れてもらい、そこで飲みパーティをしたことがあるが、同じような雰囲気がした。そういうことか!その時は酔った勢いもあったので、もらった味付け海苔を全部食べてやった。そして、とにかくベットが大きい。ベットが大きいというのは、ベットのクッションが大きいということだ。ベットのクッションに大いに興味を持っていた私は、早速ごろんとさせていただかせてもらった。これが、よく眠れるのである!ああ、気持ちいいなぁ。さてはハイソだな!と直感が働いた。いつも理性的な私であるが、こういう直感に関しては、僕は信じることにしている。

送別会ということで、大いに呑んだ。大いに呑んだので、すぐにお酒がなくなってしまった。発泡酒一本だからだ。梅ちゃんとお酒を買いに行き、OLの子にお酒を勧めたら、呑んでくれたので、ああ、この子は、明日は本物のOLの子とレストランに行く約束をしているんです、と言っていても、やっぱりお酒が呑みたいんだな、バンバンボリーズの佐伯さんはこの様を称して「気だてのいい子」という風におっしゃり、遊び歩いているけれども、さもありなんなぁ〜と思っていると、いつの間にかいなくて、OLは賢い。

 そうしているうちに、ムラカミマイへおのしほうさんが電話をかけてきた。そういえば明日はおのしほうさんの引っ越しの手伝いをしなければならない。今現在、一時半であり、僕は遅筆であるから、書き終わる頃には七時とかになっているかもしれない。明日集合場所に間に合うのか…。まあでも、僕はこういう約束に関しては、破ったことがないので、大丈夫と言えば大丈夫だろう、と、自分に言い聞かせていると、あまり約束を破らないで済むのである。

北ちゃん(北浦ちひろ)が来たので、部屋を真っ暗にして、シガーロスをかけて、疑似セカイ系ごっこをした。疑似セカイ系ごっことは、部屋を真っ暗にして、シガーロスをかけ、シガーロスを裏声で歌い、私たちの共感覚を共有し、訴えかける遊びだと思う。ムラカミマイはアイリッシュの子なので(佐伯さんと僕の家に滞在した時も『ダブリン市民』を読んでいた。)さぞかしアイスランドの音楽も好きだろうと思い、アイスランドの音楽にはまったので音楽を始めたみたいなところがある僕なので、アイスランドやぞアイスランドやぞ、と言ってやると、アイルランドとアイスランドは違うぞ、と諭された。

その後、梅ちゃんとムラカミマイは、里芋ほりに激烈な執着を示した。おそらく読者は、訳が分からないと思うかもしれないが、僕も訳が分からない。ただ、現実というものは、訳が分からないものなのだ。だが、私たちは、この訳の分からなさについて、驚くということができる。そういうことが面白いので、ソクラテスしかり、田中小実昌しかり、呑み歩くのである。 その里芋の話が高じて、youtubeで芋掘りの動画を探して見ていた。意外とおもしろいのである。

夜も更けてきて、お腹もすいてきたのだが、うどんしか食えないような腹だったので、近くのなか卯でうどんを食べようとしていると、なか卯にはエゾエさんがいたので、みんなで喜んだ。エゾエさんは、ライブハウスの「ネガポジ」で働いているので、夜になると、このなか卯で食事をすることがあるのだ。僕とムラカミマイは、k市の伏見区にある、向島へ昨日行ってきてん!という話をする。確か僕は、

「佐伯さんとムラカミマイが僕の家に転がり込んできた。僕もまあええか、と思い、一つのベットで一緒に寝た。起きたら佐伯さんがピザを食べたいというので、僕も久しぶりにピザが食べたくなり、ピザを頼んだ。5000円ぐらいした。二つのピザが来て、四つの味が楽しめた。バジルのピザがおいしかった。パインのピザなんかもあった。どれもおいしかった。ありがとうございます。だけれども、佐伯さんはすぐに寝てしまった。ムラカミマイと私も仕方がないので寝た。五時頃に目が覚めた。佐伯さんはいつまでも寝ていた。このままでは、日が暮れてしまうよ!せっかくお仕事を休んだのに!と言った。でも起きないので、ムラカミマイさんと私は、電気を暗くしてビョークやシガーロスごっこをして待った。でも起きないので、仕方がないから二人で御所に行こうとしていると、佐伯さんが起きだした。ああ、なんか御所に行く感じなんだな、と思っていると、佐伯さんはまだグズグズしているので、ああ、日付が変わってしまわれる、と思っていると、OLの女の子がビールを携えて僕の家にやってきた。そこからは、僕の口からは言えないようなグダグダがやってきた。仕方がないので、tくんと主にバンド「羅針盤」の歌詞の普遍性についてパソコン通信でやり取りをしていると、佐伯さんとムラカミマイさんが帰ってきた。そのままみんなで寝た。そんな一日だったので、なんとかしようと思い、次の日は二人がよく話す土地である、向島に行こうという風になり、佐伯さんも、またお仕事を休んでしまっていることもあり、向島にいくことになった。

佐伯さんは『この駅は懐かしいですねえ。あそこにはモスバーガーがありましたが、今は駐輪所になっています。』とおっしゃった。駅前のベーカリーに寄り、佐伯さんは『この○○○○○パン』がおいしいのでいつも買っていました』とおっしゃったので、みんなで買いました。佐伯さんは800円分相当のパンを買っていました。佐伯さんは、『この道をエゾエさんは軽トラで走ってたのです。そこそこ、そのマンションに俺は住んでいたのです。ここで10対10の合コンをし、その模様は映像として残っています。エゾエさんは早々廊下にあるソファーで寝てしまいました。そこをずっと行けば川に出れます。ここの道で○○さんは事故りましたから気をつけてください。』みたいなことをおっしゃった。川でパンを食べた後、フリスビーをした。フリスビーはいい。とても気持ちがいい。天気がいいと、フリスビーである。定番になりつつある。パンもやはりおいしかった。○○○○○パンはやはりおいしかった。毎日食べているだけあるのである。ナン風パンも、おいしかった。ふと周りを見ると、大道芸人が変なものを回している練習をしている姿やノックをしている社会人が目に入る。フリスビーを投げた先によくわからない木があった。ムラカミマイさんは銀杏の木だと思いこみ、実を噛んでみてしまった。渋かった。かわいそうなムラカミマイ!

向島にはベルファというショッピングスペースがあるという。 いつも佐伯さんとムラカミマイさんは、ベルファのことばかりお話しになることがある。『よくな、あそこでな、服屋さんみてな、ウインドウショッピングしてな、いろいろ食べてな、あそこはまさに、もう夢みたいなものですよね!だから向島に住むねん〜』とか言っていたので、僕も機会があればいつか行ってみたいものだ、とワクワクしなかがらそこへ向かった。

ベルファの後、天皇陵を越え、団地を越え、伏見の京極と呼ばれている商店街にたどり着いた。そこから藤森神社まで電車などを使いながら向い、そこで水をくみに行った。水をくむものがなかったので、コンビニのゴミ箱から一リットルのペットボトルを取り出した。それを藤森神社でよく洗い、それに水を汲み、うどんの水にすることにした。藤森神社は、(ふじのもりじんじゃ)と読みます。そういえば、オーネットコールマンの「ロンリウーマン」などを歌いながら行った。うどんおいしかったです。ありがとうございました。」

みたいな話をしたような気がする。いい旅だった。書くなら、もっと掘り下げて書くべき旅だと思うけれど、それはまた、別の機会にしましょう。エゾエさんは、「向島なんかなにしに行ってきてん!ナハハハハハ!」とおっしゃって、一緒に笑いあう。

その後北ちゃんが僕の家に来て、僕が二年前にゴミ置き場から拾ってきたアナログシンセサイザーを、ちゃんとした音がでるように開発してくれた。いやあありがたい話だ。ヘンテコな音しか出なかったので、まあそれはそれで楽しいしいいか、と思いながらそれにしても重いなあと思いながら使っていたけれど、北ちゃんの手に掛かれば、チップ音もパーカッシブな音もエレピな音もお手の物といった感じで音を作れる。僕みたいなぴゅ〜〜〜んといった間の抜けた、屁みたいな音で喜んでいる場合ではない。お礼にPSPを与えた。このPSPは、少し前、友達が大きな段ボール送料3000円分二函ぎゅうぎゅうにつめてきたガラクタ類に入っていた代物であるが、こういうのはあまり使い方が分からない。何か本を貸してくれ、と言うので、佐藤友哉の『千の小説とバックベアード』を貸す。佐藤友哉はイケメンヤクザみたいな顔をしており、ライブハウスでよく肩あたりを噛む絶叫系エモーショナルクラリネッターというような人がいるのだが、その子も好きだそうだ。

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