2012年3月5日月曜日

けんばん

そうか、今日マットレスが届いたのか…。あまりにも快適すぎてずっと寝てたゾ。さらに、マイルスのアルバムの中で一番暗黒舞踏感の高い『アガルタ』を聞きながら寝そべってたりしたので、どこかに行ってしまった感がある。『アガルタ』がどんなアルバムかを説明する為には、恐らく新しい言葉を発明しなければならないだろう。暗黒舞踏だからな!とりあえず言えることは、
  1. みんなヤク中
  2. マイルスはヘロヘロである
  3. トランペットあんま吹いてられないから適当にシンセ鳴らしてるだけなのにかっこいい
  4. ギターがおかしい
  5. ダーク☆リズム隊  
(イメージ↓)                  
さまざまな要素が溶け込むということは、それはそれはイヤらしいことだと思う。やっぱりお盛んでそこらの人とみんなでセックスとかしたら、淫らでしょう。それだけに生のエネルギーがみなぎるものがある…、といえば何か変な団体みたいだけれど、ジャンルレスにジャズロックファンクが渾然一体となってもはやどれがどの要素かわからない、しかも今までのマイルスの曲の引用までしてしまうなんて、もうそれはそれは、淫らだ!淫らすぎて夢の世界まで突き抜けていくという意味でも、やっぱり暗黒舞踏だ。

ついに見に行きましたよ!ベリーブー!話題のOLの女の子がシンセ弾いているバンドです。私OLじゃないもん!って言ってたけれど、私社長にいっつも怒られんねん!ってやっぱりOLじゃないか(憤怒)。ひなまつりのひなあられを持ってきてくれて、ほんとは優しい子だなぁ〜ナカネさんは。なんかビンタされた気がするけどな!その日は女の子の日みたいだったので、ムラカミマイさんは桃の花を持ってきたみたい。風流だなぁ。バンバンボリーズの佐伯さんがワインをボトルで頼んだから珍しいことするなぁ、だとか、太っ腹やなぁ、とか思っていたら、どうやら桃の花の木をそこに挿すことがしたかったみたい。 風流やな!今日は誰も彼も来ていたので、さながらオールスターみたいなものだ。しの山さんも来ていたしあの森上唯さんも来ていた。梅ちゃんという九州人も来ていたし、チエさんも来ていたし、そうなってくるとチハルちゃんも来ていた訳です。チハルちゃんは、あれは何歳だ?かわいらしいヘルメットをしていたので、ワタシはいつもヘルメットを褒めます。服もバラの刺繍がしてあってお花で溢れていたので、その服も褒めます。チハルちゃんも笑ってくれます。ありがたい話だ。子供はええなぁ。僕の存在まで許されてしまう気がする。子供こそがライバルだと思うのだ。そんな満たされた気持ちでいたから、ベリーブーの演奏はあっという間に終わってしまった。今日の時の経ち方は基本的にこんな感じだ。

地図
ネガポジのヤンキー神田さんのソロに僕は完全に打ち負かされた。彼の田舎である島根県の佐田という所には、私も行かしてもらったことがある。大阪から出雲まで、夜行バスで五時間揺られ、さらに出雲駅からバスで一時間山に入っていく。途中、川辺に大きな大木があり、街道のなごりのような道に向かって家が並ぶ集落を越え、トンネルをくぐり、川沿いにある旅館を端に見えればもうすぐバスの終点の小学校だ。佐田の中に入っていくには、レンタサイクルでもう少し踏み入れなければならない。川辺を沿って自転車を走らせ、川がだんだんと細くなる。途中五階建てはあるような大きな家具屋さんの跡地が見える。今は集会所になっているのだろうか。そのような風景を越えさらに奥に進んでいくと、須佐神社が見えてくる。この神社は、オーラ鑑定士のエハラさんによると、日本で一番のスピリチャルポイントだそうだ。僕もその噂を聞いてはるばるここまでやってきた。そこの大きな大木は、人間が両手を大きく広げたその長さの20倍はあろうかというほどの巨木だ。お昼からマダムたちはこの巨木にあやかろうと、巨木の根っこをなで回し、ちょとした歓声をあげたり、光悦したりしている。さらに奥に進むと、水が湧き出ているところにたどり着いた。八雲風穴ってところですよね?覚えてますよ〜神田さん!そこで広島から水を汲みにきたというファミリーに挨拶をした。休日は大体一ヶ月に一回汲みにくるそうだ。なんともいい話だ。レンタサイクルだったので、あらゆるところを見回っていると、こんにちわ〜、と子供の声がしたので、見てみると、子供がいた。ええ子供や!挨拶ができる子供はええ子供や!すくすくと育って欲しい。そして、そうやって育ってきてくれた子が、神田さんなのだ。田舎から都会に出てきた人が思う都会への違和感というのが、とてもゆるふわな雰囲気でやさしく歌われて、私たちは包み込まれるんです。「やりたいことがたくさんある」という曲は、僕がやりたいミニマルゆるふわうたものが僕の想像よりはるかに洗練されて歌われていたので、悔しい!すごいいいよ!ピアノの弾き語りがこれほどまで羨ましいものだとは思いませんでした…。


最後の人は僕は見るのは二度目であります。この人もいいうたを歌います。わらったり聞き入ったりしてあ〜楽しいなぁとホッピーをグビグビ呑んでいたらあっという間に時間が経ってしまった。ええ気持ちでライブ後もホッピーをグビグビ呑んでいたけれど、そこらへんになるともうあんまり覚えていないや。佐田に行ったのも、あれは夢の光景だったかもしれない。バスから見る風景なんか、本当にそう思う。あの大木は、昔から知っているような気がするから、僕の故郷の大木の記憶かもしれない。大木って、集落の大木ですよ?さすがに須佐神社の巨木のような木は僕は見たことがない。しの山さんと、弾き語り飛び入り行こうぜ〜!みたいな話をする。しの山さんの彼女の弾き語りも楽しみだ。同じゴミさを共有している!と言われたので、期待も高まるばかりだ!着床している女の子にも会った!もうそれだけで僕は嬉しいね!元気な子供を産んでください!頼みます!森上さんとその友達と話しもする。『砂の女』嫌いやねん、あいつは家庭のことをなんやと思ってるんや?と言ったら、二人は安部公房が大好きで、デヴィットリンチ嫌いやねんと言ったら、リンチのボックス持っているとおっしゃり、黒沢清は本当の映画だというと、あんなものは残業帰りのOLが見る映画だと言われ、「ダンサーインザダーク」なんか見る気もしない、そもそもビョークが主演とか、と言ったら、ビョークが大好きだとおっしゃる。そんな僕たちだけれど、こころざし的には同じことを共有しているような気がする。やっぱり、うたで世界をズラしていきたい。方法も考え方も全然違うけれど、いいのだ!ふと見ると、神田さんとOLの女の子がビートルズを連弾している。
つれてっちゃうよ?だって僕は苺畑にいくんだもん
リアルなものはなにもないし、気にとめるようなものはなにもない。
苺畑は永遠だもん!
なんやねん!

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