2012年8月10日金曜日

八月の現状

8・1
先日、ライブハウスでレコ初をさせていただきました。遅ればせながら、ありがとう。皆様のお陰です。五月、六月あたりで、痔を発症したあたりから、僕はなにやら違う病を抱えてしまったようで、不調だ、不調だ、と言われ続けていたのですが、エゾエさんがほめてくださって、挽回できて、よかった。

後日(後日というのは、今日(8・1)のことだが)昆布さんも僕のことを褒めてくださったことを知り、あまりそういうことを言う人ではない人だったので、ますます、よかった。精進します。

そのレコ初では、「ボム」というガールズバンドと、奄美から呼ばせていただいたありちゃんという人が率いる「庭」というデュオを呼ばせていただいて、演奏していただいて、お祝いしていただいて、とてもうれしかった。

ニルヴァーナというバンドのレコメンドだった、シンガーソイングライターのダニエルジョンストンは、躁鬱病であるが、『WHY ME?』というアルバムがある。訳をすると「なんで私が?」というタイトルだけれど、私はこのアルバムを聞いたことがないはずだ。そのありちゃんたちと、山に入って、たき火をした。

譜面台のライト。
クリップを取り外して、カンカンに入れて使っていた
風の又サニーのテツオさんがお迎えをしてくれた。山を登っていると、源さんがいた。暗い中、譜面台につける明かりをを手に持ち、山を登っていた。光源がくにゃっとしおれて、チョウチンアンコウみたいだった。たき火の会場には、日本文学を研究しているジュジさんがいた。この人にも、よく会う。

一緒に小枝を拾った。マキとして、火にくべるためだ。なるほど、火は燃え盛った。火であぶるソーセージがとてもおいしかったので、じゃかいもにしても、とてもおいしかったわけで、キノコなんかもおいしくて、「これはどこで買ってきたのですか?」と聞いたらありちゃんは「安もん、安もん」というニュアンスの言葉を言った。やっぱりIHクッキングヒーターじゃ、ダメね、と僕が言う。僕の家には、ガスがない。たき火に炙ると、薫りがつくのだ。

テツオさんは、ギターを弾くので、ギターを何本も持っている。今日はギターを持ってきた。クラシックギターを持ってきた。クラシックギターで、源さんは歌い、源さんとテツオさんを引き合わせたという男の子がボブディランを歌っていた。その男の子が彼らを引き合わせたとき、その男の子は高校生だったという。すごい。僕の一つ年下だ。僕の一つ年下の年代の人は、みんなしっかりしていて、僕が高校生だったときは、ギターマンドリン部だったのだけれど、一つ年下の後輩がしっかりしていたので、いつも糾弾されたり、ケンカばかりしていた。時には一丸となって、顧問の先生を取り囲んで、裁判のようなことをした。もう、一つ年下の人とは、しばらく会うことはないだろう、と思っていたのだけれど、よく会う。すごく印象的な姿で。僕の年は、本当にみんなちゃんとしていなくて、ちゃんとしている人を見たことがないので、申し訳ない。そういえば先日、ギターマンドリン部の高校生から電話がかかってきた。マンドリンのパートリーダーが男の子というのは珍しいことなのだが、僕も実はそうなのだが、初々しい。少ししっかりしていないが、それは僕もそうだった。今でもそうだ。マンドリンのパートリーダーが男の子、というのは、例年、変わった人が多い。OBを見ていたら、わかる。そのこともかなわない。僕みたいな小市民で想像力のない普通の発想しかできない人間としては、尊敬さえすることもある。そんな僕は、今現在、チンピラみたいな生活をしてるじゃないか!どうしてこうなるんだ!ありちゃんは僕の曲の中で「ひる」をリクエストしていただき、歌わせていただいた。こんな歌詞だ。
今日も同じ昼だ
今日も同じ昼だ
さぁ、どうしようか
さぁ、どうしようか
これが八分ほど続く。レコ初でも、やらせていただきました。いなちゃんが、とても褒めてくれて、「みんなのうたで、いける!」と珍しくテンションをあげておられた。ありちゃんは、それを、覚えていたのだろう。男の子が、「今は夜ですよ」と言ってくれたので、
今日も同じ夜だ
今日も同じ夜だ
さぁ、どうしようか
さぁ、どうしようか
という歌詞に、途中から変えた。レコ初では、 昼でやったように覚えているが、録音機がないために、人からの証言をとるしかない。ありちゃんにもリクエストさせていただいた。「半分だけ愛してくれる歌歌ってよ!」というようなことを言ったら、歌ってくれた。

月が窓から半分のぞき
グラスにお酒が半分あるの
海は今夜もまっくらくらで
幸せ気分が半減するの(…)
テツオさんが、「プロデュースしようよ!レーベルつくってさ!」と提案してくれた。そのアイデア、すごくいいじゃない!僕、文章書くよ書くよ! 上に月があって、淡い雲がいい感じで、どうやら台風がきているらしく、流れが速い。惚けて立ち尽くして見ている。男の子の家は和紙で作った間接照明があり、そもそも部屋が畳で木造で、ソファーがあり、お酒(ワイン、焼酎、他)もあり、とても心地よくて、心地よいと思ったら、眠ってしまった。ありちゃんもテツオさんも帰ってしまった。源さんに起こされて、帰っていった。家は、山の中腹にある。ありちゃんは、どうやら、骨にひびが入ってしまったらしい。心配だ。明日(8・2)、奄美に帰るという。

8・2

源さんから電話がかかってきた。ーーー昨日から、シャラポアくんを意識してしまっているので、今日飲もうよ!という風な電話をいただいて、小一時間後に私の家に、発泡酒を片手にいらっしゃった。ある人に、そのことを自慢すると、「セロリや大根、きゅうりなど、旬の野菜をスティックにしておもてなししなさい」と言われたので、はじめっからスティックのようなきゅうりを私は洗った。そのまま出した。果たして、源さんは「なんちゃらホルモー(これは僕が失念したのです)」の世界みたいでいいじゃない!というようなことをおっしゃり、満足してくれて、よかった!そのまま、鴨川に行き、氷屋の仕事帰りのテツオちゃんと合流し、一緒に飲んだのだが、酔っぱらいすぎて、あまり覚えていない。家にある甘い甘い日本酒がダメだったか…。僕は、変な電話をかけてしまったそうだ。またしちゃった!まぁ、とにかく楽しい夏だ。

8・6

かねてから約束をしていて、楽しみにしていた、リンダさんの弾き語りを見に行った。OLの女の子と、モルグモルマルモの藤谷さんが来ていて、藤谷さんは、子連れだ。今日は高相さんブッキングだったらしく、人選が渋い。渋い中にユーモアがある、という感じで、いかにも文芸春秋を読むようなオヤジが好きそうなブッキングだった。高相さんは話が面白いので、二時ぐらいまで、お話をさせていただいた。アドレスも聞かせていただいた。また、ウォーラスなどといったバンドなどで活躍をされている、ゴローさんのメールアドレスも聞かせていただいた。高相さんが帰った後、白黒ミドリでドラムを叩いていて、レコ初の時には「シャラポアスペシャルバンド」といって、そのようなバンドを組ませていただいたのですが、その時にドラムをしていただいたドラマーでもある、今ちゃん(今上)と、恋愛についての話をしたような気がする。リンダさんの弾き語りは、夜店をイメージしたということで、布でヨーヨーをつくっていらっしゃって、私も余っているものを一つもらった。みなさん、浴衣がきれいだったので、ゴローさんに、「おまえ(私)は浴衣じゃないんかい!」と一言いただいた。着付けができればなぁ〜。そもそも、和服がないじゃないか!三年前中野(東京の)に行ったとき、ユニクロがあったので、そこで和服を買おうか、迷ったことはあった。

8・7

2くん(僕のcdのジャケットを作ってくれた人だ)とネットで大富豪をずっとしていた。大富豪というゲームは、無駄で、イライラし、ネットなので、なにもならないゲームなのだが、とりあえず没頭でき、何も考えなくていいので、ついついやってしまうが、やっぱり、いい札がこないと(理不尽なぐらいこない時がある)イライラするので、精神衛生上は、かえって、よくないんじゃないか、と思うことはあっても、ついついやってしまう。

鴨川では、カッパが出たそうだ。カッパの写真が800人近くにRetweetされていたそうで、おもしろい。どうやら、僕がごひいきにしているバンドである、テレフォニアの企画のためだそうで、八月の三十一日に、京都祇園のシルバーウィングスというライブハウスで、そのドキュメンタリーが放送される。

8・8

マックがついに壊れた。五年も使っていたから、立派なものだ。しかし、突然、これほどまでに完膚なく壊れたというのも、初めてのような気がする。友達に相談すると、滋賀県草津市に安いマックを売っている店があるというのを聞き、あっさり買った。あっさり買ったが、高い買い物だった。僕は普段飲み代しかお金を使わない。

木屋町のアバンギルドで、昆布さんやテツオさんがやっているバンド、「ヤングマイルドチャイニーズ(young mild chinese=YMC)」のライブがあったので、嬉々として行った。とてもよかった。進化している。よく昆布さんの喫茶店で会わせていただいているバイオリンとアコーディオンを弾く女の子が参加していて、それがとてもジプシーっぽくて、生き生きとした音楽を楽しませてもらった。きっと、カレルさんのベースとも合うだろうに。テツオさんのギターはアドリブであり、効果的なところにエレキが聞こえるから、ニクい。昆布さんの歌は前渡された音源よりも、今日のほうが、断然よく聞こえるのだった。

びっくりしたのは、私のゼミの元TA(=teaching assistant)をなさっていた人が、トリをつとめていたことだ。怖いぐらいすばらしかった。それは怖いということであるが。それにしても、あのチェロの人は、どこで見つけてきたのだろうか。ものすごくすばらしかった。おそらく、いろんな音楽を、聞き込んでいるのではないだろうか。絶妙なバランス感覚である。いつなし崩しになってもおかしくないチェロなのだが…。

ジュジもいたが、テツオさんと昔住んでいたことのある、ワタナベさんも来ていた。噂は聞いていたが、ワタナベさんと会うのは初めてだったので、あえて本当にうれしい。かわいらしい人であるが、卒論は、佐藤春夫だそうだ。鎌倉で美容師の修行を積むはずが、いろいろあって、帰ってきたらしい。ともかく、嬉しいことだ。よろしくお願いします、と言っていると、よくテツオさんからお話を伺っております、とおっしゃった。なんと!

アバンギルドで、ビール四本とテキーラ二杯ほど空けたので、割と酔っぱらった。なんなら、最初の一杯で、酔っぱらっていた。ジュジとワタナベさんとで、小島信夫の話を性懲りもなく、する。カウリスマキの映画見に行こうよ!横浜のフェスにテツオさんの自動車で行こうよ!など、いろんな計画をたてた。小島信夫の『残光』をプレゼントする約束もした。400円ぐらいで買えるが、二人に買うと、800円だ!しまったか!?風の又サニーは合宿をするらしく、みんなでペンションを借りよう、という話をした。それが超絶安くて、広そう。大原のさらに奥でやるらしい。楽しみである。テツオさんが、「アバンギルドで弾き語りしたら?」とおっしゃってくれたのだけれど、音源を持ってくるのを忘れてしまった。うかつだった。またよろしくお願いします。テツオさんは珍しくベロベロに酔っぱらっていて、アバンギルドで寝たり、帰り道にこけたりなんかしていた。ワタナベさんがついているから、まぁ、大丈夫だろう。レーベル作ろうよ!テツオさんが着ていたTシャツはフリージャズと書いてあって、素敵な自作だ。レーベル作りの一環としてまず、これを作った、というようなことを言っていた。よし!軌道に乗ったバイ!サニコンの梅ちゃん!九州から見守ってくれ!あと、住所を教えてくれ!




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