2012年8月14日火曜日

屯風

8•12
東京から来た友達を見送りに京都駅までついていく。京都駅で何か珍しモノを食べようと、オムライスを食べる。最近では、子供のときに避けていたものを食べるのが快感になりつつあり、こないだも、ハンバーグを作ったのだった。こころなしかぐしゃぐしゃで不格好になってしまったが…。おいしいんだけどな〜!ソースも作って、しかも豆腐ハンバーグなのだ。豆腐は偉大だ。僕の住んでいる町は、豆腐がおいしいことで有名であり、この半年で、いろんなものを食べさせてもらい、変に舌が肥えた僕は、カップラーメンのかわりに、豆腐一丁を食べることにしている。友達はヨーグルトストロベリーワッフルなるものを食べた。

友達がいなくなり、手持ち無沙汰になったので、テツオちゃんに電話をかける。ちょうど飲んでいたみたいだ。はっはーん。百万遍へ。百万遍には、牛丼屋の上に妙なビルがあり、そこは飲み屋でひしめき合っている。いいビルだ!そこの三階に、屯風という店がある。泡盛を飲んで、ベロベロになった昆布さんを、ここで見かけたことがある気がして、この店を思い出した。そうそう、島尾の『死の棘』の読書会していた店主の店だ!たどり着くと、日本文学を研究をしにハンガリーからやってきた大学院生であるジュジと、テツオさんのバンド「風の又サニー」においてチューバを吹いていらっしゃる柴田さんがちょうどついたところらしい。早く頼め、と言われて、

テツオさんと同じサケロックというものを試してみる。これがまたいいんですね〜!要するに日本酒のロックな訳なのだが、これが意外に合う!っていうか、サケロックって普通にバンドのみの存在なのだと思っていた。いますよね、サケロックってバンド!出てくる料理も一級品で、きゅうりのたたき、であるとか、おいしいのである。柴田さんが、西京漬を頼もう!と言うと、テツオさんは、西京漬は、世の中で一番おいしい料理だからな!とおっしゃる。果たして出てきたカレイの西京漬は、やはりおいしかった…。なんてったって、世界で一番おいしい料理だからな!とおっしゃる。サケロックがすすむのである。


酔いも回り、柴田さんにおもいっきり絡む。肩とか組んだりする。柴田さんはそういうのが割と好きだったみたいで、盛り上がる。テツオさんはそれを見て、バットグルーヴだ!とかなんとか。…なんだか僕の周りの人どんどんチンピラ化していないか!?柴田さんは吹奏楽部のコーチをすることもあり、よく女子校になんか言っちゃったりするみたいだが、そのあたりのいろいろな話を聞かせてもらう。話し合わん!とか。まぁそうだろうな〜。僕なんかおないでも怪しい。なんか見た顔がいるな、と思ったら、吉田の寮祭で会ったことがある

地質学の研究をしている島根県出身の男の子にテツオさんが絡まれている。この子は実は今事業を起こしたらしく、社長さんだ。社長さんが、社員さんを引き連れて飲みにきている、が、全然そんな風には見えない!寮祭のノリだ。ディープキスなどして盛り上がる。

8•13
ところで、牛丼を食べに自転車走ってきたけれど、子供が多いね!少子化なんか嘘なんじゃない?吉野家に行き、牛丼にネギ玉頼んで、食べてきました。寒い!空調機器過ぎじゃない?ガケ書房もついでによってみて、小島信夫の『小説家の日々』があったので、これから買ってこようかな。あそこらへんは、いい銭湯もあるしね!なんかすごくお金がないんだけども…。昨日そんなに飲んだのかな?

ところで、といえば、僕の論文の草稿を先生が読んでくださったのだけれど、「ところで」という接続詞は、こうこうこうなってこうなることが証明できる、という道筋をたどる論理的思考をしなければいけない、という論文に於いては説得力に欠ける、とおっしゃった。確かに突然な接続詞だと思う。突然なことしか起こらないが!


昨日カジさんから買った、保坂和志さんの『カフカ練習帳』をポロポロ拾い読みする。まさに、この本は、拾い読みするための本である。断片集だからね!こっそり拾い読みをするのが、好きなので、この本は本当に楽しい!『カフカ練習帳』と、ある人から借りた、リンギスの『何も共有していない者たちの共同体』を交互に読む。その間に手紙も書く。


今日は楽しみにしていた、カレルさんと昆布さんの弾き語り対決が見れるというので!ライブハウスのネガポジに行ってきた。もういっぺん言うけれど、僕、そんなに飲みましたか?六千円ぐらいは、持ってきたはずなんだけど!

カレルちゃんがイカすシャツをくれた!黒く、混沌としていて、よく見るとヒョウ柄の、シャツで、イナセだ。自慢げにネガポジの店員に見せたら、チンピラやん!って言われた。ネガポジの店員ってのは、生意気だな!今頃、福井県でキャンプをしているみたいだけれど、雨降ってないといいね!ナハハハハ!今日のブッキング良かった!!ネガポジにしては、実は珍しいブッキングなんじゃないか。カイトさんは色気があってよかった。

いつの間にか来たテツオさんが、夜やね、と言うていた。サザンオールスターズの「サウダージ〜真冬の蜃気楼」を歌詞を変えてカバーしていたり、イナセだ。「普通でやるとかなわんから」と言うている船田はじめ(昆布)。二番目だ。ステージの上であぐらをかいて、しかもエレキを飄然と持っているので、思わず笑ってしまった。しつこいぐらい緑の

照明に当てられている。エレキギターの特性を熟知しているようなエレキギターを弾いていた。出てしまった音を、大切にするという、そういうの好きだ!(ちょっとエラッそうかね?)三番目の山元大造さんも素晴らしかった。一曲目は言葉を疑う歌を歌っていた。二曲目に映画館が消えた歌を歌っていた。最後のフレーズがすごく良くて、

これだけは覚えておこう、と思ったのだけれど、忘れてしまった。「おっさん」という、選挙に出て負けてしまった、なんか家にいたおっさんの歌を歌っていた。カレルさんはトリだった。今回のカレルさんは、なんだか鬼気迫っていたように思える!テツオさんは、PA遊んでるな〜!と感心していたので、その相乗効果なのかもしれない。とにかく迫力があった!うぬ〜。えぐり出すなぁ。声も歌も!

子供のままじゃ僕らは楽しい遊びも知らずに
砂の城を作り続けるだけ
テーブルの上でじゃれあう二人はいつも子供のまま
楽しい夢だけ見ているんだね 
悪い子供いい大人
あともうちょっとだけ、引用、させてください!

大人になれば誰もが正しい判断を見繕うのさ
欺瞞に満ちた不都合な利己心を取り繕うために
テーブルの上に並べたおもちゃはやはり子供のまま
楽しい夢さえ見られないんだね! 
ここで見れる!

これは、ケンカだ!すっごい力を持ったケンカだ!聞かしてやりてぇよ!あの人によ!

ネガポジのみんなは、海にいっていたらしく、ナンパの話などをしているのを聞いていると、いつのまにか寝てしまった。朝目が覚めたら、ネガポジで、昆布さんはソファーで寝ていた。外は雨だった。ナハハハハ!傘借りて帰る!


0 件のコメント:

コメントを投稿