やっぱりケーキのせいなんじゃないかな、と思う。ケーキに多分に含まれている糖分が、僕の心臓を、何らかの作用で、動かしているのではないだろうか。ケーキなんか食べるんじゃなかった。おめでたい時に、わざわざおめでたいことを、三回もする必要はなかったんだ。おめでたいときは、いつも常に、人がいるようなものだ。おめでたい、というのはそういう言葉なような気がする。いつも常に、おめでたくある必要はないはずだが、そういうことは本当に強く訴えかけてもいいと思う。
というか、コーヒーのせいなんじゃないだろうか。十二時からコーヒーなんか飲むんじゃなかった。安いコーヒーを。嗜好品は選ぶべきなのだ。どちらかというと魔術的なモノに対しては、注意深くしなければいいと、思っていたのだ。東京で出会った人も、父親が10歳の頃、クサは出会うものではあるがハマるものではない、と言っていた。何事も一心同体になるのはろくなことがない。波乱の予感がする。そんなものが幸せであるのならば、俺は幸せにはならないというパンフレットが配ってある。もう僕はしばらく、まともとは言いづらい生活をしていて、まともとは言いづらい環境の中にいて、つくづく、カタギじゃないなぁ、と思って生きていると、おまえは京都人とローマ人の嫌なところを兼ね備えた人間だ!と友達に言われたことがある。まず僕は顔がヤバい。銭湯に行くといつも顔で遊ぶ。顔でマッサージをしている。そうすることによって、豊かな表情を形成しようとしている。もう言葉なんか誰にも通じないのだから!と思って生きていると、思わぬところにアンテナを持っている人がいて、破局へ向かう。常にイライラしている。言葉を憎むことは、例えば牧師さんの話では、ハワイでは、人が死に、人は悲しむ、その悲しみ方として、神を恨む、どうして私の下に?取り返しのつかないことに対しては、どうすればいいのだろうか?どうすることもできない。そういう前に進まなくては行けない。壁にはケンカできない。本当は全てが壁なんだが。僕らは回り道をするべきなんだと思うけれど、それがみんなわからない。僕もわからない。わからないならわからないなりに歩いていたい。ロベルト=ヴァルザーが好きな友達の一人はそういうことを言っていた。「そういうわけで、文章は日記にもならない。進歩が永遠に止まっているような、もちろん近代なんてなかったのだろうし、しかしとりあえず否応なく進んでいく時間に対して責任を持って行動するぐらいしかなく、雨音を聞いていると、止み、電子の継続音が聞こえる。他の世界に対する想像力を鍛えることは、そこにある一つの言葉の世界があるのであれば、なんでだってできる。皆さんが大好きな音楽にだって、本当は他の世界とつながれる可能性はある。ふと、音楽を聴くことを辞めることができるのなら。なぜ、音楽を音楽だけで考えたがる?豊かすぎる世界には、有限な主体でケンカに勝とうなど、そもそもたとえがおかしいと思うのだけれど、そう思うことは情けないことなのだろうか?それが情けないのなら、その情けなさに対して、責任を持てばいいのではないだろうか?統一的な事実として認識したつもりだったことが何度も裏切られて、それでもまだ気づかない!一つの世界の思い込みは心の支えにもならない!」
友達からの私電
友達からの私電
違う事は本当は楽しいことなんかじゃない限定されることが本当は楽しいことなんかじゃないもし幻が監獄の方だったとしてもその勧告をつくりあげるための自由は私が獲得するのではなく私とあなたの間にある青白い顔をした人間たちがもっていくのかそれが怖いそれが強いと言ったのはあの吉本さん石本さんと言うのはとっても丸い顔をして食べ物の話ばかりしているそれはそれはそうだったつまり私はソーダ水と炭酸水とキリンレモンの間で常に揺れ動いていた後に二万年くらいしたら即興演奏のことを少しずつ考えていきたいと言ったのは不動産だったか私はそんなことも許されないと思ったマンションの値段は常に変わっていくのか
「いつぞやの男は言った罪は太ったね俺は皮肉を返してやった君は霊長類みたいだね霊長類と言うのはゴリラと猿とボノボがいるけれどボノボの他にほのぼのという冊子を編集している霊長類がいていつが壱番恐ろしいんだ君はそいつみたいだねチミはそいつみたいだね君はそいつのこと体中で知っているみたいだね本当は何か朝ご飯を食べたいんだ朝日が昇ってきたから朝日夜を怖いものなんて1つもないけれど朝ごはんよりもだいそれたがまきりを食った山本周助」
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